静 炉巌(せいろがん)です。と言っても誰だかわかんないでしょうけど、そういうのはいいからいいから。
で、藤岡さんと藤巻さんってのは、天才だと思うんだよね。2人とも違うタイプの天才。オレはそんなお二人と一緒に活動できるのが楽しくてしょうがない。これはいろんなコトをひっくるめての楽しさ。
ライブのお客さんからは、「なんか目障りなコーラスのヒトがいるわね」って見えると思うんですけど、それを許容してるのがまた藤岡藤巻のすごいところ。だって、藤岡藤巻やまりちゃんズは好きだけど、自分はミュージシャンじゃないもの。
じゃ、なにかといえばリスペクターですよ。藤岡さんと藤巻さんをリスペクトするヒト。つまり藤岡藤巻というのは、自前でバンドメンバーの中に、楽器もやらない取巻きを抱えている稀有な存在なわけです。
だから、もしライブの日取りを間違えて、お客さんが誰もいなかったとしても大丈夫。ひとりはリスペクターを確保してるわけだから。オレは二人の心を折れさせたりしないね。
ここぞとばかりに「藤岡藤巻は悪くない。ライブの日取りを間違えたのは太陽暦が悪い！ 藤岡藤巻に合わせてカレンダーが勝手に変わるべき！ 藤岡藤巻暦がないのが悪いんだ」ってなコトを、机をバンバンと叩きながら主張するワケさ。
だって、藤岡さんも藤巻さんもスゴいヒトたちなのに、なんか謙虚なんだもの。どっかの芸能人みたいに、楽屋で壁に吹っ飛ぶほど殴ったり、横断歩道で土下座しろみたいな裏の顔なんて全然ないし。
むしろ、もっとワガママでいいんじゃないのって思うくらい。いや、やっぱり思い返したら、ちょくちょくワガママだった。
ライブの前日に二人でケンカして、藤岡さんが来なかったりとかあったし。しかもケンカの原因が、合コンで二次会に行こうって時に、藤巻さんがデザートを注文したからとか。それってどうなの？
とにかく、オレは藤岡藤巻の結成時から一緒にいたもんだから、もっと藤岡さんと藤巻さんのスゴさを世に伝えるべく、立ち上がった次第です。なんとなく、よろけた拍子に立ち上がった感じではあるんですけど。
